小学生ドリームマップ授業に行ってきました。
「目は心の窓」
66の瞳に出会う授業
黒板の前から見える社会は、教室の中の世界
ドリームマップ授業は、小学校・中学校・高校・大学などで6時間かけて夢を描く授業を行います。
1・2時間目は、自分ってどんな人?
2・3時間目は、ドリームマップ®︎作成
4.5時間目は、発表・振り返り
私は11月末に、浜松市内の小学校4年生授業に行ってきました。
未来を描く夢の授業になぜ6時間かけるの?ドリームマップの授業の話をすると、まずそう問われます。大概は夢の写真を貼る作品だと思われるようで、作品を作るならもっと短い時間でできるはず…そう思うらしいです。
この日の子供達も朝は作品を作りにきている、そんな感じの子が多くいました。
授業はこのように進めますと説明しても、ピンときていない感じが、朝から私には伝わってきました。
それでも1・2時間目にじっくり自分と向き合う時間を作ると、瞳の中に戸惑いやワクワク感など、いろんな感情が見えてくるから不思議です。
3時間目からは、いよいよドリームマップ®︎を作成していきますが、ドリームマップ®︎には、4つの部屋があり、写真を並べる時に、どこに並べるのか?実は意味があります。
そこにその人らしさが現れてくるんです。
本当は…、実は…こう思っていたんだけど…小さい声で呟く子供がいました。
そうなんだ いいじゃん いいじゃん
素敵な夢だねって思わず答えただけなのに、良いの?良いのかな?良いっていってもらったことないけど…そんな答えが返ってきて、なぜそう思うのか、ゆっくり聞いてみました。
一度他人に行ってみたことはあるんだけど、良いと言われないから、もう言えないんだよね…
今の自分はどう思うの?なりたいと思うよ。 そんな未来の自分は好きですか? うん 好きです。それって素敵なことだよね…そう伝えると節目がちな顔が満面の笑みになり、そして楽しそうに未来の自分を描き始めました。
クラスの全員の完成したドリームマップを発表する時間の前は、きちんと発表できるのか?担任の先生でさえも不安な様子が伺えます。もちろん発表についても一人一人力を出せるように原稿を作りサポートしていきます。
次々とドキドキが伝わりながらも、独自の発表をしていく子供達に声かけるとすれば、そう自分の未来は自分にしか描けないからねになります。発表は、未来の自分を伝えることなんだよね。伝えられた人は、一緒に夢を描くから応援したくなるのです。
授業の振り返りの時に子供達に意見を聞きました。
自分の夢を伝えられたのも良かったけど、みんなそれぞれ違う夢があってそれを聞けたのが良かったです。
そんなことを思っていたんだと驚くこともあったが、応援したくなりました。
自分がこんなこと思っていたんだと気づくことができました。
次々いろんな意見が噴き出てきました。そんな子供達の様子を見て一番嬉しそうだったのは朝不安な顔をしていた担任の先生でした。
たった1日の関わりで、果たして参加の子供達の何が変わるのだろう。
ドリームマップの講師になって、正直いつも不安はつきまといます。
でも初めて出会うこの機会で真剣に一人一人の未来と向き合う大人がいる姿を見せるだけでも、それだけでも意味があるのかもしれないと思って続けてます。
朝と帰りの子供達が、変わる違いがわかる授業はなかなかないと私は思います。
黒板の前にたつことでわかること66の瞳の中にこそ、正直な感想を伝えてくれている気がします。それを読み取るのが楽しいです。
そして私はまた、人の夢を応援するためにまたこの場所に来たいと思うのです。
一期一会出会いを大切に…