
昨年と変わったなって思うこと、ありますか?
私は、あります。昨年の私は「こうしよう」「あれもしなきゃ」と、スケジュールを組んで動いていました。でも今年は、ふと気づくと、スケジュールが自然に埋まっていく。
6月の手帳を眺めながら、そんなことを思っています。

「〜ねばならない」
この概念が、私の中からふっと消えていることに気づきました。父と過ごした最後の時間が、私に教えてくれたのかもしれません。
・何かをしなければいけない
・ここではこう振る舞わなければいけない
・学んだら活かさなければいけない
・誰かに会わなければいけない
・食べるものはこれでなければいけない
・お金を稼がなければいけない…
そんな「ねばならない」に縛られていたことに、気づかされました。私は小さな存在。そもそもそんなに何もできないじゃんって、思えるようになった。
だからもう、「ねばならない」と固まっている暇もないし、人におせっかいしている時間もない。そうなってくると、不思議と誰かに何を言われても、何に誘われても、「瞬間で」自分に合うものを選べるようになってきた気がします。
でも、なぜそんなことに気づけたんだろう?きっかけは父の看取りだけじゃなかった。
実は「花」との出会いだったのかもしれません。去年はわざわざ「花見」として花を見に行っていたのに、今年は、旅や帰省、ワークショップの場所で、ちょうどいいタイミングで花に出会うことが続いた。それでも、まだ気づいてなかったのかも。そんな中、先週ふと思い立って
競馬場へ。

馬が見たかった。ただそれだけ。動物にそこまで興味がある夫婦ではないけれど、馬はなぜか好き。
ただそれだけで行ったのに、競馬場に近づいたとき、心が躍りました。
「門の前に咲き誇る真紅の薔薇」

「あぁ、薔薇の季節」「イギリスは薔薇だ!」
感動が一気に押し寄せてきました。門をくぐると、なんとバラ園が!「ここで愛を感じることの方が大事よ〜」と競馬で「お金稼ぐぞー」のモードの主人を笑いながら制して、しばし私は薔薇と過ごしました。

…いやー、ほんとに綺麗だったな。
ちなみに、主人は最初まったく当たらず(笑)でも稼ぐぞーの力が抜けたレースで、見事的中。
そういうことなんだよね、って思った私。
そして私はオークスを的中。

あー楽しかった!
来月のスケジュール帳には、「会いたい人に会える」「行きたいところに行ける」そんな予定が自然と並んでいます。
不思議な感覚。自由な自分に、乾杯。