あなたは、常に何を見ていますか?
あなたを、常に観てくれている人はいますか?
同じ場にいるのに、自分が相手の視界に入っていないと感じることはないですか?人間背の高さも違うので、きっと見えているようで、相手からあなたの存在がそもそも見えてないことがあるのかもしれません。
でも、一緒の場面にいるはずなのに、自分がこの人の視界に入ってないって感じることの経験は、私はたくさんあります。
普通そんな時はスルーされたって思うのかもしれません。事実私だけスルーされたと相談されたり、いつも無視されたと怒っている人をよく見かけます。
子供の頃は、どうして〇〇さんは先生に話かけられるのに私は話しかかけられないんだろうと気づいたことがあり、ちょっと傷つきました。でも同時に先生にはその時必要な人は、〇〇さんだけだったともじっくり二人の話の内容を聞きながら気づきました。その時はその子と向き合わなければならない、タイミングだったんだなと…
気づいた時は、ほっとしました。私という存在を無視しているのではないなと思えたからです。それは、一人でいるときにいつも笑顔で話しかけてくれる先生との日常があったからだと思います。
でも、大人になってもこの視界に入ってないことはよくあることで、相手の都合や意図することから外れると、本人には悪気はないのでしょうが、全く視野に入って来ないようです。
生きる目標って確かに大切で、原動力となります。でも猪突猛進で目標に向かっていると、実は素通りしているご縁があります。
たとえ今の目標には必要のない人でも、実はその人にも未来があり、つながる可能性があり、その人に有益な情報源になりうる事柄を与えてくれる存在なのかもとは、思いませんか?
お店のターゲットとなる人をリサーチして、それに会う人と交流を持とうと交流会に参加したとします。でもそこで受付をしている人は本当にお店のお客様とならないのでしょうか?リサーチしたターゲットにマッチしない人は、本当に将来もお店のお客様にならないのでしょうか?
実は、その素通りしている人は、素通りされている事や理由をわかっている場合があります。なぜかというと、その方をじっくり観察しているからです。テーゲットを探し、頑張っている姿を応援している人もいます。それと同時に冷めた目でこの人から買うことはないなと思ってしまう人もいます。
たとえスルーされていると気づいても、心のゆとりを持っている人は、そんな時は関わらないし、助言もしない、黙ってみているものです。
「心豊かな人は、焦らない、力まない、無駄な動きはしない」
自分にその方が必要ならば、きっとご縁がつながるはずだと信じているからです。そして必要でないならご縁がなくても良いなとも思っているからです。
自己流の生き方は、自分軸にあっていて、時に強さをもたらします。根が腐らず不安がない状態なら、愛に満ちた行動となります。でも何が不安なのか、そもそも不安など私にはないと思い込んでいる状態は、根が自然に腐ってしまったり、細く不安定は状態になります。
不安は、不安を埋めるための行動になり、それで固まってしまったら、新たな枝は自分では伸ばせなくなります。伸ばせなくなるからこそ、自分に必要な人のみの付き合い方になり仲間を求めるようになる…だから小さくまとまってしまうのかもしれません。
ご縁を大切にしているようでも、利益優先(意図優先)の関係は、自然に人が離れていきます。
今あなたの周りでいなくなった人はいませんか?自分からご縁を切りたくなるような場面に出くわしたなら、それはご縁のなかった間柄ですが、あれ、いつの間にかいなくなったと思う人がいたなら、その人との日常のコミュニケーションが不足していたのです。
コニュニケーションは、相互のやりとりになります。相性が合わないから付き合わないという方法もありますが、そもそもなぜ相性が合わないのか?その原因を俯瞰してみたことはありますか?
社会という中では、必要でなくても関わらなければいけないご縁があります。そんな時に摩擦が起こってしまうのです。
利益優先の視界の先には、目標の相手しか見えなくなります。利益の中の仲間でも、そこに安心感は形成されます。その安心感があるから、本人は摩擦が起きていることに気づいていないのでしょう。
利益優先で結ばれた絆の脆さを感じることはありませんか?気づいているからこそ、何かに虎視してしまうことありませんか?
あなたにとって、仲間とはそもそもどんな関係が良いのでしょう?社会と関わるとはどんな関係が良いのでしょう?
依存型の仲間が良いのか?自立型の仲間が良いのか?
どちらも正解ですけどね…
私は視点の先に見えるものだけではなく、見逃しているものはないかとふと考える時間を大切にしています。見逃してしまうことが厄介ではなくて、見逃していることに気づかないことの方が厄介だからです。
あくまでもこれは私の独り言ですが、独り言があなたの気づきのきっかけになれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございます。