最後という言葉を浮かべた時に、似合う季節っていつだろう。
ゆく年、くる年の年末?
卒業の春?
学生にとって、最後だからと思わず言ってしまうことが多いのが実は夏だと聴いた。確かに部活動の集大成がこの季節に重なる。夏の大会という言葉と最後という言葉は連動しているのかもしれない。
後輩にゆずる最後のバトンタッチの場面、そこにはドラマがある。
最後だから…
そう呟いた時に、何を思い浮かべているのだろう。今まで頑張ってきたことなのか、これからもうこの風景は見られないからなのか…。今周りにいる人たちとの時間が限りあるものだからなのか…。
いずれにしても、最後だから…と呟くということは、ここまで何かしら積み上げてきたものがあると私は思う。だからこそラストチャンスと思い、そこに何かをかけて挑みたくなるそんな場面になっている。
そして、最後を夏で経験した人は、また次の人をサポートしたくなる、不思議と夏の最後は人繋ぎ、事繋ぎの要素が含まれているような気がする。
特に最近の暑さは過酷さを増している。そしてこのタイミングで断念せざるおえない状況の人もいる。そこも含めて、この最後に起きた出来事をどう自分で受け止めるのか?誰とその思いを共有するのか?
秋からの風景は、そこで確実に変わるのだろう。最後のニュースがたくさんのステップを産みますように、今週末は、娘の最後の吹奏楽の大会です。演奏を実際やれたらいいな。そして生で聞けたらいいな。